一般の人にはうつ病の中にくくられてしまっている事が多いのですが、細かく分析していくと、気分障害というのは「うつ状態」と「躁状態」を繰り返す心の病気の事です。
感情障害と呼ぶこともあります。
気分障害のほとんどは、うつ状態のみを繰り返すタイプと、躁状態とうつ状態の両方を繰り返すタイプの2つに分けられます。
うつ病のセルフテスト
このうち、うつ状態のみを繰り返すタイプを「大うつ病」といいます。大うつ病は、今までは「単極性うつ病」あるいは、単に「うつ病」と呼ばれてきました。
うつ状態と躁状態の両方があるタイプ
一方、躁状態とうつ状態の両方があるタイプを「双極性障害」と呼びます。これは、今までは「躁うつ病」、あるいは「双極性うつ病」と呼んでいたものです。
便秘のための自然な家の治療
気分障害の中には、大うつ病(うつ病)と、双極性障害(躁うつ病)があることになりますが、ほとんどは大うつ病で、その割合は約75パーセントが大うつ病、約の25パーセントが双極性障害であるとされています。
これまでの調べによると、大うつ病の発症のピークは40~60歳で、男女比は1対2前後とされ、女性のほうが多いことがわかっています。
一方、双極性障害を発症する年代のピークは30歳くらいで、男女比はおよそ1対1と、差はみられません。
疲労は、40以上の男性の疲れ
また、うつ病の症状として特有の睡眠障害をみてみると、大うつ病の睡眠障害は、寝付きが悪い、寝てもすぐに目がさめる、あるいは朝早く目が覚めてしまうといったものです。
それに対して、双極性障害では、うつ状態の時も普通以上に寝てしまう、つもり過眠傾向がしばしばみられます。
このように、大うつ病(うつ病)と双極性障害(躁うつ病)とではさまざまな違いがあることから、両者はまったく異なるものであり、はっきり区別してとらえるべきだとしう考え方が有力になってきています。
0 件のコメント:
コメントを投稿