脳神経外科で扱う主な症状、症候
脳神経外科で扱う主な疾患
(1) 頭痛
機能性頭痛(非器質性頭痛)と症候性頭痛(器質性頭痛)に分けられます。大部分は機能性頭痛です。
機能性頭痛の多くは、片頭痛と緊張型頭痛です。
症候性頭痛には、原因となる器質的な病変があります。脳腫瘍、くも膜下出血などの頭蓋内出血、髄膜炎などで、頻度は数パーセントです。しかし、適確な判断を誤ると致命的な結果になります。
(2) めまい
突然、頭痛を感じ、それに伴って嘔気、嘔吐、めまいを生じた場合、小脳出血などが挙げられます。
以前から難聴があり、徐々にめまいを感じるようになった場合、聴神経腫瘍のことがあります。
どのような予防接種
突然、後頭部に痛みを感じ、その後、頭痛は治まったがめまい、歩行時のふらつき、顔や手足のシビレが続いている場合、椎骨動脈の解離性動脈瘤が原因となる脳幹梗塞(ワレンベルグ症候群)のことがあります。
参考資料:田辺製薬 めまいパンフレット(PDFファイル:約1MB)
(3) 視力・視野障害
両耳側半盲がある場合、脳下垂体腫瘍などを考えます。
同名半盲がある場合、脳腫瘍、脳梗塞などを考えます。
突然、目の奥が痛くなり、その後、物が二重に見えるようになった場合、破裂しかけている脳動脈瘤のことがあります。
(4) 意識障害
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)以外にも、脳腫瘍、髄膜炎、頭部外傷、てんかん、糖尿病性昏睡、肝性昏睡、中毒、過換気症候群などでも意識を失います。
40以上の体重減少
(5) 認知症
アルツハイマー病、脳血管性認知症および両者の混合型で、全体の80〜90パーセントを占めると言われています。
脳腫瘍、正常圧水頭症、慢性硬膜血腫、パーキンソン病なども原因となります。
参考資料:田辺製薬 痴呆パンフレット(PDFファイル:約1MB)
(6) てんかん
真性(特発性)てんかんの場合、現在の診断方法では、脳の器質的疾患を見つけられません。
それに対して、症候性てんかんの場合、脳の器質的疾患(脳腫瘍、脳梗塞、頭部外傷など)や機能的障害(尿毒症、アルコール中毒など)が原因となります。
遅発性てんかん(35歳以降に初発する場合)では、ほとんどが症候性てんかんです。そこで、脳の器質的疾患を念頭において検査を行います。
実行した後、上部太ももの痛み
(A) 脳血管障害
(B) 脳腫瘍
(C) 頭部外傷
(D) 機能的脳神経外科
- 三叉神経痛
- 顔面ケイレン
- ボツリヌス毒素による治療を行っております。
(E) 脊椎脊髄疾患
変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア:、環軸椎亜脱臼:
変形性腰椎症、腰椎椎間板ヘルニア:、腰部脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折:
(F) 先天異常
水頭症、二分脊椎、頭蓋骨早期癒合症、脊髄空洞症、くも膜嚢胞:、正中過剰腔: など
(G) 感染症
髄膜炎、硬膜下膿瘍、脳膿瘍、慢性副鼻腔炎: など
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