『子供が歩行時に、つま先が内側に向いてしまう(内股)』
ということです。(医学的には『内転足』といいます)
このつま先が内側に向いてしまうのは
大きく分けて二つのタイプがあります。
1.足関節〈足首の関節)のみで内側に向いてしまうタイプ。
これは、下腿(すねの部分)の内側の筋肉の緊張が強く、
つま先が内側に向いてしまう。
2.股関節から脚全体的に内側にねじれるタイプ
これは、大腿(モモ)の内側に付く、内転筋郡の緊張が強く、
脚全体から内側に向いてしまうタイプ
(このタイプは膝がX脚になってしまいます)
いずれのタイプにしろ、
共通に言えるのが
・ねん挫や転倒などのケガを起しやすい
・走る、飛ぶなどの運動能力の低下
・靴底の片磨り減り
・足の筋緊張により血行不良での冷え感など
骨盤骨折
があります。
そして、2.股関節から脚全体的に内側にねじれるタイプに関しては、
立位や歩行時に脚が、腰を支えられないことが起こる為、
立位歩行時に膝が内側にX脚になる為、
お尻を突き出すような子供が多いです。
(イメージ的には、ドナルド・ダックのような姿勢)
この姿勢は、将来的には、
腰、膝などに非常に負担が大きく、
大人になってからの腰痛、膝痛の原因になります。
○なぜ、つま先が内側に向いてしまうのか?
これは、最近テレビやインターネットでも、多くの先生たちが指摘があるように、
子供達の脚の筋肉の発達と関係があることは否定できません。
今のお父さんやお母さん世代に比べ、
現代のお子さん達の遊びの主流が、室内でのテレビゲームや
屋外での遊び場所の少なさ、習い事に時間が多いなど、
ほんの二十年前にくらべ、大きく変わり、
首の後ろに極度の痛み
クッション性能の高い、高機能シューズを履くこと、
素足で浜辺や芝生を走ること、木登りや登山などをしなく、
足に対して、負担がかからない為に
脚の筋肉の発達バランスが悪いことが考えられます。
では、なぜ筋肉バランスが崩れると内側に向いてしまうか?
これは、人間の筋肉を考えると大きく分けて、
屈筋郡(関節を曲げる筋肉郡)と
伸筋郡(関節を伸ばす筋肉郡)に分けられます。
みなさんも考えていただくとわかると思いますが、
例えば、腕を曲げる力と腕を伸ばす力どちらが強いかというと、
腕を曲げる力ですよね!!・・・(これは屈筋郡が強いということです)
本来は伸筋郡と屈筋郡のバランスが保てていると、
良い姿勢が楽に維持できます。
しかし、そのバランスを崩すと屈筋郡が強いため、
内側に関節が引っ張られます。
そのために、足の筋肉バランスが悪い子供たちは、
つま先が内側に向いてしまいます。
○対策として重要なこと
このお話をすると多くのお母さん達は、
『子供の脚の筋肉を鍛えればいいんですね!!』
痛みの熱サイクルメス犬
ということを考えますが、ちょとそれは待ってください!!
今、お子さんたちの足はすでに内側を向くクセがあります。
そのクセのまま、脚の筋肉を鍛えてしまうと
関節を痛める危険やバランスの悪い筋肉をつけることもあり非常に危険です。
まずは、お子さんの足の筋肉緊張のバランスを整えることこれが1番重要です。
それには基本的に余計な筋肉の過緊張を緩め、関節関係の配置を整える、
それにより、今のつま先にが内側に向くクセが軽減します。
その後から少しずつ脚の筋力アップすることにより、
つま先が内側に向くこと少しずつ改善していきます。
お子さんの成長にとって足の使い方は、
姿勢や運動能力、ケガの予防などに非常に重要です。
もしも、ウチの子もと思われるお母さんは各センターにご相談ください。
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